お知らせ
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津本式と熟成
なぜ血を抜くと熟成できるのか。津本式の血抜きが変える魚の時間
魚が傷む最大の原因は、身に残った血です。津本式の究極の血抜きが動脈と静脈から血を洗い流すと、細菌の栄養源と酸化の元が減り、寝かせて旨味を待つ余地が生まれます。日持ちと熟成日数が変わる仕組み、そして食べ手が口の中で実際に感じ取れる違いを、江戸前の仕事の文脈から解説します。 -
江戸前鮨
シャリで決まる江戸前。温度・硬さ・酢の配合が握りを変える
江戸前鮨のシャリは、人肌の温度、口でほどける硬さ、赤酢や米酢の配合で味の輪郭が決まります。ネタとの一体感がどこから生まれるのかを、温度・硬さ・酢という三つの軸から解説します。八月のカウンターでのシャリの見え方や、好みの伝え方にも触れました。 -
初めての鮨
一人で鮨のカウンターへ。歓迎される理由と、予約が取りやすい理由
東京で一人で鮨のカウンターに座るときの、予約の取り方と会話の距離感をまとめました。八席前後の店では一名分の空きが最後まで残りやすく、黙って食べても失礼にはなりません。話しかける時機、日本酒の頼み方、八月の新子や蒸し鮑まで、初めての一人おまかせで迷いやすいところを具体的に書いています。 -
鮨の作法
鮨カウンターで質問してもいい? 聞き方と間合いの目安
鮨のカウンターで質問していいのか、いつ・どう聞けばよいのかを具体的にまとめました。握りを口に運んだ後の一呼吸という聞きやすい間、そのまま使える質問の言い回し、答えにくい問いの言い換え、話す量と沈黙の扱いまで。初めてのおまかせでも気負わずに済む、江戸前のカウンターでの会話の作法です。八月の話題も添えて。 -
旬の魚
秋の鮨カウンター:秋刀魚、いくら、戻り鰹に脂が戻る季節
秋の鮨は脂が主役です。秋刀魚を締めるか生で握るかの見極め、筋子から漬けるいくらの仕込み、南下の道中で脂を蓄えた戻り鰹まで、九月から十一月の江戸前カウンターで出会う秋の鮨だねを、仕事の中身と時期の目安から解説します。初鰹との違いも表で整理し、ひやおろしとの合わせ方にも触れます。 -
江戸前鮨
漬けまぐろとは何か。江戸前が冷蔵庫を持たない時代に生んだ旨味の技法
漬けまぐろは、冷蔵設備のない江戸で生まれた保存の技法です。煮切り醤油に浸すことで水分が抜け、まぐろの旨味に醤油のアミノ酸が重なります。漬け地の作り方、数分から数十分までの漬け時間による味の変化、赤身と中トロの向き不向き、熟成との違いまで、東京のおまかせで出会う一貫の背景を解説します。夏の赤身に漬けが映える理由もあわせて。 -
初めての鮨
鮨のコースはなぜこの順番なのか。淡から濃へ、箸休めと締めの玉子
鮨のおまかせは、白身から玉子まで淡から濃へと進みます。序盤の白身がシャリを見せ、中盤の小鰭や赤身が味の山をつくり、ガリやお椀が舌を戻し、煮はまぐりや軍艦が濃さの頂点になる。締めの玉子までの順番にどんな理由があるのかを、江戸前の仕込みとあわせて読み解きます。初めてのおまかせでも、流れが見えるようになります。 -
日本の食文化
食事の最後に茶室へ。鮨の締めくくりに置かれた「間」と「余韻」
鮨のおまかせの締めくくりに茶室へ移り、抹茶と季節の和菓子をいただく。その数分に置かれた「間」と「余韻」という考え方を、江戸前のカウンターの時間の流れとあわせて解説します。作法に身構えずに過ごすための目安、抹茶が口の中を整える理由、食後の時間を慌てずに取るための考え方まで。 -
江戸前鮨
シャリの設計:赤酢と米酢を合わせ、塩を二種類使い分ける理由
赤酢と米酢を合わせたシャリはなぜ生まれるのか。赤酢の熟成香と米酢の澄んだ酸、そして角のやわらかい塩とほどよく尖った塩の使い分けを、江戸前の仕込みの流れに沿って解説します。握りの温度や粒立ちの話も含めて、熟成させた魚とシャリが一体になる理由、七月の東京のカウンターで味わうときの目安まで。 -
津本式と熟成
脳締め、神経締め、津本式究極の血抜き。鮨の魚が店に届くまでの工程
脳締め、神経締め、津本式究極の血抜き。東京・奥赤坂の八席のカウンターが、津本式を手がける仕立て人から魚を直接仕入れ、鰓と内臓を抜いて真空・冷蔵で受け取るまでの工程を、味と日持ちの理由とあわせて説明します。マグロと雲丹が別の経路をたどる理由にも触れます。七月の魚を例に、カウンターで感じ取れる違いも。
